18xx 26 002

Jidai Byobu

江戸後期

時代金箔水景図絵

朧げな淡水風景に、
流水のアクセント。

季節は夏の終わりから秋にかけて。
湖や湿地に自生する荻(オギ:ススキの仲間)の
枯れゆく姿が描かれています。
淡くぼかされた静かな水の表情に
流水のよろけた線の筆致と濃淡による動的なリズムが刻まれ、
鑑賞者の心に思いがけない余韻を感じさせます。

湧き立つ雲錦による、
コラージュの妙。

水と荻というモチーフだけでは、
この屏風は寂しい表情に見えたかもしれません。
しかし、画面全体に散りばめられた砂子によって、空間が一気に華やぐのです。
さらに、下から湧き立つ雲錦によって
コラージュのような効果が生まれ、屏風全体を力強く引き締めています。
江戸の人たちの眼差しがとらえた侘びた風景を
現代の感覚で再解釈した時代屏風は、
時空を超えた美へ誘い、鑑賞者に静かなる矜持をもたらすでしょう。

※砂子(金箔や銀箔を粉状に砕いて散らす装飾技法)
※雲錦(空の上から俯瞰したような雲の表現)

Jidai Byobu

時代金箔水景図絵

時代金箔水景図絵

作品は丁寧にお包みし、緩衝材を入れ、外箱に納めた状態でお送りします。
設置用に背面にひっかけることができるフックをお付けしておりますのでご活用ください。

歴史を重ねた1点ものにつき、早期に販売を終了する場合がございます。
ご質問がございましたら、FAQページをご覧いただくか、CONTACTよりお問い合わせください。

[Serial No.]
18xx 26 002
[推定年代]
江戸後期
[サイズ]
W250mm × H600mm × D30mm

時代屏風のお仕立てについて

私たちが手掛ける「時代屏風」は、日本の伝統的な表具技術を用いて一点ずつ丁寧にお仕立てしております。
パネルと屏風の接合には、あえて裏面の四方のみを糊付けする伝統技法を採用しています。これは、紙本来の柔らかな質感を活かすとともに、四季折々の湿度の変化に合わせて紙を「逃がす(呼吸させる)」ことで、大切な作品が破断するのを防ぐための先人の知恵です。日本の寺社仏閣の襖や、古来の屏風と同じ、永く受け継がれてきた手法です。
環境の変化により、稀に四隅に引っ張られたようなシワが生じることがございますが、これは紙が自ら裂けを防ごうと動いている、健やかな状態の証です。それもまた一点ものの「景色」として、末永くお愉しみいただければ幸いです。
なお、経年による大きな変化が生じた場合でも、お直しができるのが伝統表具の利点です。往復の送料はご負担いただく形となりますが、職人が再び命を吹き込みますので、どうぞお気軽にご相談ください。
私たちは、お買い上げいただいた後も、お客様と共にこの「歴史の一片」を守り続けていきたいと考えております。

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